既存事業(A)と新規事業(B)をどう融合させるか?それがこの時代の企業の最大の戦略課題です。それは私たちにとっても変わりません。私たちの答えは「既存事業(大物家具EC)の徹底的なスマートビジネス化」と「進化を先取りしたリピート通販モデルの立ち上げ」です。
私たちが得意としてきた大物家具EC事業をいま、徹底的にスマート化(※「使命と基本戦略」参照)すべく、基幹システムをゼロベースで見直しています。大物家具は物流業界では「特殊」扱いされている通り、その困難な物流事情から敬遠するEC企業がとても多いカテゴリーです。売上の実に25%が国内物流費で占めるほどで、納期情報や在庫情報も完璧にWEB上で開示できている企業は皆無でしょう。家具の不良率は業界平均で3%。顧客はまだまだ不便を感じている・・・。しかし、私たちはそこにこそ勝機を見出しているのです。大物家具ECのバリューチェーン全体をスマート化すれば、その他ECは全てスマート化される、そう言っても過言ではないと考えています。「大物家具ECのシステム開発は雑貨ECの10倍難しい」でも、だからこそ挑戦する。それが既存事業部隊のミッションです。
そして、新規事業では、雑貨商材を中心に伝統的な「リピート通販モデル」をSEO技術と融合させる形で進化させます。インターネットはCPR・CPOを劇的に下げてくれる術を私たちに与えてくれたのです。SEO技術と伝統的なRFM分析手法(顧客マトリクス)を組み合わせることでWEB側の仕組みは一気にスマート化されると考えています。
通販の伝統的な経営手法を継承しつつ、基幹システムとWEBシステム双方からの徹底したスマート化を掛け合わせることで両者には接点が生まれ、ひとつの巨大なスマートビジネスが完成するのです。化粧品やサプリメント、食品や雑貨といった商材から、ベッドやソファ、ダイニングといった大物家具商材までをラインナップした総合的な生活商材ECの新ブランドが立ち上がる。今だ、日本には存在しない独自のスマートビジネスが実現できる。それが私たちの事業ビジョンです。